お子様は「もったいない」を理解していますか?
海岸に行くと漁師のオバサマが「テングサ」を教えてくれました。波打ち際にテングサが落ちているので拾って良いよと。
どれがテングサかよくわからないのですが(笑)家族で拾ってみました。
テングサは「トコロテン」の原料です。
さあ、トコロテンチャレンジ!
しかし、これは大変な作業でした。
1)テングサを何度も洗う(海水を落とす、汚れを落とす)
2)テングサが白くなるまで天日干し(10日くらいかかる)
3)テングサをしっかりと洗う(まだ汚れている)
4)テングサを40分煮立て(お酢を入れる)濾して冷やす
5)ところてん突きでひと押し(ようやくできる)
スーパー等で売っているトコロテンにここまでのプロセスがあるのです。食べるまで「10日も」かかったのです。
実際に食べるまでのプロセスを体験することで子どもたちは価値を理解しました。
今、先進国では食糧のロスが問題となっています。
簡単に手に入ることで「もったいない」を理解できなくなっているかもしれません。
ある子どもは「無ければ買えばいいじゃん、どこでもあるんだから」と言っていました。「あることが当たり前」ではモノの価値がわからなくなるのです。
今回のトコロ10チャレンジ。
大変な労力のおかげで食べ物を大切にする意味がわかりました。
「残ったら捨てずに食べようよ、もったいないから」
「必要以上に買わなくてもいいじゃない、もったいないから」
そんな家庭が増えればロスも減っていくのだと思います。
例えば、家庭菜園で「野菜」をつくることも体験教育です。
都会でもできることはあります。ぜひ、ご家庭で体験を!
家庭でたいけん教育!
佐藤陽平