佐藤家の小さな畑はこどもたち専用の畑です。いつしかこどもたちが自分で管理するようになりました。
なぜ、こどもが自分で楽しむようになるのか?
主体性を育むのは体験教育の真髄!
答えは大人の成功パターンにこどもをはめないということ。大人の「こうあるべき」という意識が子どもの自由なチャレンジにストップをかけます。そして、こうあるべきという意識が義務になることで「やらされ感」を生み出すのです。そうなるとせっかくの体験も面白くない。楽しいことも知らずにただの体験で終わってしまうのですね。
特に畑は根気がいります。長い時間をかけて育った野菜を食べるのは格別な体験になるのですが、やらされ感の中で作った野菜は美味しいとも思いません。大人の接し方一つで良いも悪いもなるのです。
子どもが自主的に楽しむレベルにしたいのならば、まずは子どものやりたい意欲を満たしてあげること。そして任せることです。ここに大人の「こうあるべき」はありません。
子どものレベルが上がれば勝手に本を読んで、勝手に土の栄養状況も考えるようになります。自分で考えてできるから楽しい状況になります。そして、育った野菜を食べる・・・
最高に美味しいと感じるから、また畑が楽しくなるのです。
この循環を作れれば勝手に伸びていきます。大人のスタンス一つで子どもの意欲は変わるのです。
ちなみに、コドモ農園のダイコンを家族でいただきました。私が一番好きな食べ方はダイコンオロシにちょっとだけ醤油をかけてご飯の上に乗せるシンプルで素朴な食べ方。
素朴だけど贅沢。
家庭でたいけん教育!
佐藤陽平