お皿が割れたので長男が修理しています。
お皿には職人さんの魂が入っていることを理解しているからこその修理です。長男は陶芸を体験していますので、それがわかります。
「モノを大切にしよう」という言葉はどこでも言われていますが、その言葉の本質を理解できる体験が必要なのではないでしょうか。
暮らしの中で常時使われるような道具を作ってみること。職人さんが一生懸命に働いている背中を見ること。
その背景を知ることで、当たり前の言葉の意味もわかるようになります。
また、修理されたお皿は愛着が生まれます。手間暇かけた分だけ、お皿も家族のストーリーになっていくのです。割れたから捨てるっていうのはもったいない。
「モノはモノとして見ればただのモノ」ですが、「モノは暮らしを共にするありがたいモノ」だと考えれば豊かな感性を育めます。
家庭でたいけん教育!
佐藤陽平