佐藤家のお風呂は薪で焚く昔ながらのお風呂です。
もちろんガスも使えるのですが、子どもたちの体験の場をつくるために薪で焚いています。
「最近、煙の臭いがする」と子どもたちがお風呂焚きの異変に気づきました。
もしかして、、と煙突を解体すると大量のヤニが・・・。
家族みんなで真っ黒になりながら、煙突掃除をしました。近所の子どもたちも集まり、にぎやかな煙突掃除となりました。
煙突掃除は3Kです。(キツイ、キケン、キタナイ)
だから、安全でキレイで指一本で入れるお風呂が開発されたのだと思います。便利でありがたいのですが人としての能力を使わなくなったことも事実。
今回子どもたちは「煙の臭い」という、”いつもと違う”異変に気づきました。五感をフル活性させたことで、煙突炎上という事故を防いだのです。
メンドクサイことだらけの薪のお風呂が、子どもたちの「生き抜く能力」を高めていました。
不便なことに耐えられない、異変に気づかない若者が多くなっていると言われています。
快適さは人間にとって「本当に快適な状況」を作っているのでしょうか?
不便さを体験することもこれからの教育の一つかもしれませんね。
家庭でたいけん教育!
佐藤陽平