先日、テレビで「キレる子どもの接し方」について特集していましたね。
良い機会なので家庭たいけん教育の考えをお伝えしていきたいと思います。
まず、キレる子どもの前にキレる「大人」がいることに気が付かないといけません。
「早くしなさい!」
「宿題やりなさい!」
「手を洗いなさい!」
大人からすればキレてないですよ、、、やっていないから言っているだけだよと思っているのですが、子どもから見れば
「早くしなさい(怒)」
「宿題やりなさい(怒)
「手を洗いなさい(怒)」
と怒られていると感じ、さらに「命令」されることでイライラをためていきます。
さらに、これが繰り返されることで「自分はダメなんだ」と自尊心が低下していきます。
そして、いつしか子どもはキレることが自己表現となります。
また指示されることが当たり前となり「自ら考えるチカラ」も低下していきます。
キレることで「思い通り」になることを学ぶと、キレることが「解決法」だと思ってしまうのです。
言ってみれば大人のキレる姿を見て、子どもはキレているのかもしれませんね。
このようにならないために、私は家庭に「ありがとう」の場をつくることを提案しています。
ありがとうの場は「家事やお手伝い」のことです。
大人だけが家事をやるのではなく、子どもと共にやることで「ありがとう」と言い合える場が生まれます。
例えば、玄関掃除やご飯の後のテーブルふきなどを親子で分担します。
次が超超大事なのですが、
大人は子どもに「 完 璧 」を求めず、やろうとした行為に対し「ありがとう」と伝えます。
ついつい「ここをキレイに、、、ここができていない」とダメ出しをし過ぎると、お手伝いは嫌なことだと学びます。
子どもが家事やお手伝いに慣れるまでは、
「遊びたいのに、掃除してくれてありがとね!」と言うと良いです。
こどもはわかってもらえているのだと感じ安心して、積極的に動くようになります。
このように、結果ではなくプロセスに感謝する「くせ」を大人が身に付けていくことも必要だと思います。
家庭は「親子がそだちあう場」です。
私たち大人も謙虚になって、子どもたちから学ばせてもらっているんだと思えば、大人が先にキレることもなくなるかもしれませんね!
家庭でたいけん教育!
佐藤陽平