薪が手に入ったので、新たな仕事が生まれました。
薪割りです。
薪をめがけてオノを振り落します。
うまくいけば気持ちよく割れます。
しかしながら重労働です。腕も足も背筋もパンパンになってきます。
この苦労を知っているからこそ、「オカゲサマでお風呂にはいれるね。ありがとう。」
という言葉が重みを増します。
こどもは自己肯定感はぐんぐんと伸びていきます。
薪割りやお風呂焚きはメンドクサイし大変なことです。
この仕事をいかに前向きにしてあげられるか?それは大人の言葉がけです。
例えばこんな感じ。
まず一度、こどもに考えさせます。
● おとう「薪割りをやったらどんないいことがあると思う?」
● こども「う~ん、チカラが強くなる。」
● おとう「そうそう、腕も足も背中の筋肉もつくやろうな。強くなるで~!その筋肉は自分のためでもあるけど、薪割りしてお風呂をたいてくれることで、おとうもおかあも助かるんやで。本当にありがたいことなんで。」
● こども「じゃあ、もう少し頑張ってやる!」
こんな感じで、出てきた意見も認めながら、さらにプラスのことを言ってあげます。
最初に考えさせる理由は、主体性を引き出すためです。
ここで大人が答えだけ言っていくと、聞き流すことがありますし、受け身になってしまいます。
他にもポイントは自分のためだけではなく、他人のためにもなっているということ。
人は「人の役に立つ」ことで幸せ感を感じます。
人のために動くことが自己肯定感にも影響を与えていくのです。
大変な仕事も見方を変えれば、楽しい仕事。
大人はこどもたちにやらせるだけではなく、前向きに打ち込めるように気づかせてあげたいものです。
家庭でたいけん教育!
佐藤陽平