台風18号により、私たちが住んでいる地域も被害を受けました。
あと5センチの増水で床下浸水の恐れ。
雨の勢いは止まらず、刻々と時が過ぎていきます。
いつもの風景は変わり、近所が泥水の中に・・・・。
できるだけ減災するため、子供たちと基礎の換気口を塞ぎました。
こんな時は初動が大事なので、そこらへんにあるもので対応。
他にも困っている人がいるんじゃないか?とお隣のお父さんと一緒に近所に声をかけて周りました。
すると、増水で家から逃げられなくなった方が。
長男が「うちのカヌーで安全な場所に!」と提案してくれ無事に安全な場所へ移動。
他にもご近所のエアコンの室外機を高い位置に上げたりとレスキュー。
その間、長男にもレスキュー時のリスクや自分の身を守る心構えを教えていきます。
・増水時は何が流れているかわからない、感染症のリスクがある。
・泥水により地面が見えない。マンホールや溝がわからず流されることがある。
などなど。
今回は子供たちが大活躍でした。だんだんと増えていく水に対しても落ち着いて観察し、自分で考えて動きました。
日常の経験値は「まさか」の時に発揮します。
自然体験はサバイバルのイメージがありますが、
本質は 『困っている人に手を差し伸べる』 こと。
つまり、自分自身を通して様々な課題を解決していくこと。
自分の能力を見極め、自分のできることでより良い方向に導くのです。
様々な体験は一見必要ないと思われることもありますが、いざという時に生きる・・・。自分だけではなく他人に対しても。
「まさか」という瞬間は誰にでも起こります。昨今の自然災害のニュースはサインです。
そんな時のために、「今」という日常が大事。
自分を守れるように、他人を思いやれるように。
一般社団法人ひとねるアカデミー
代表理事 佐藤陽平
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