数年間使っていたイスがどうもしっくりきませんでした。
高くて落ち着かない感じです。いよいよ思い切って切ることにしました。
自分たちで使うイスなのだから、自分たちで手をかけたい。
手をかけることで、こどもたちは暮らしの「主体性」を学ぶことができます。私たちの社会は便利なことが増え、自分の存在を見失うこともあります。
自分が必要ではない状況で育ちますので、満たされない想いが渦巻きます。ですので、自分が手をかけて暮らしを創る体験も必要なのです。
結局イスは少し「ガタガタ」になりましたが、ちょうど良い高さになりました。
こどもの成長をとるか、イスの心地よさをとるか悩みましたが、こどもも手作業を楽しみ、以前よりイスが気に入ったようです。
こどもがもう少し大きくなったら、次はガタガタを直そうと思います。
暮らしはみんなが主役。
一般社団法人 ひとねるアカデミー
佐藤陽平