「おとうが選んだ苗よりも、、、こっちの方がいいよ。」
  
 長男がピーマンの苗を選定しています。
  
 彼はホームセンターの苗売り場に行くと目ヂカラが変わります。
  
 私は楽しめればいっか~という程度の気持ちですが、彼は本気モードになります。
  
 どんな苗がいいの?と聞くと、
  
 「茎が太く、つやが良く、色が濃く、根がしっかりと張っているやつ」と答えます。
  
 いつの間にそんな知識を得たのかと思い、聞いてみました。
  
 学校の図書館で調べたり、人に聞くそうです。
  
 そういえば苗売り場にいると、知らないおばちゃんとコミュニケーションをとっている場面をよく見ます。
  
 その時に情報収集をしているようです。
  
 「そんなことより、おとうはカゴを持ってきて。」ダメ出しを食らった私でした。
  
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 親御さんたちの相談を受けていると、「親は完璧でなければならない」と思っている人が多いです。
  
 親だから、、、こうじゃないといけない
 親だから、、、これができないといけない
 親だから、、、親だから、、、
  
 もちろん、その自覚は良いのですが、この縛りにとらわれ過ぎだと感じます。
  
 人材育成のプロである私の意見は、「上がダメなほど下が伸びる」ということ(笑)
  
 ここで伝えたいことは完璧になろうとしなくても良いということです。
  
 親としてしっかり育てるという意識も良いのですが、親が自分らしく好きなことにチャレンジしている背中を見せるくらいがちょうど良い。
  
 親が自分の私利私欲だけに走ると、子どもも自分のことしか考えなくなりますので注意ですよ。
  
 子どものことを考えている愛がある親ならば、そこまで行かないと思いますが。
  
 ある程度の好い加減さと愛のある環境が、しっかりと根を張り、茎が太く、生命力のある人を育てていきます。
  
 家庭でたいけん教育!
 佐藤陽平












