家庭たいけん教育では、家族団らんの時間を大切にします。うちでは社会のニュース、学校のこと、そして人生(哲学)までも話します。
今回は『なぜ選挙が必要なのか?』というテーマで対話しました。
おとう:そもそも何で選挙が必要なんだろうね?
長男:選挙がないと江戸時代の末期のようになる。
次男:どういうこと?
長男:みんなで決めないと時代が荒れる。
次男:僕は誰かリーダーを決めないと、この前みたいな震災が起こった時にみんなを助けられないから必要だと思う。
おかあ:例えば佐藤家のみんながバラバラだったら大変。だから、みんなの意見を聞いて、まとめてくれるリーダーがいるといい。リーダーがたくさんいても困るから、リーダーを選ぶために選挙が必要なのかな。
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こんな感じで対話をしました。
家族で話していると子どもたちも自分の意見がまとまってきたようです。
選挙の大切さを伝えるよりも、なぜ必要なのかを考えること。それが大切さを知るキッカケとなります。選挙について考えたことがない人にいくら大切だと伝えても響きません。なぜなら私がそうだったからです。ですので、まずは考えるキッカケを作るのです。
ここで気をつける点は大人が答えを誘導しないこと。答えを教えるのではなく、あくまでも考えるキッカケです。
子どもたちは今の自分のレベルで考えます。そして、「ギモンアンテナ」を立てるようになります。「ギモンアンテナ」は学校や地域などで答えを見つけようとする『意欲』となります。そうして学び成長していくのです。
家庭でキッカケを作り、子どもが自分で学校や地域から学ぶ。いわゆるアクティブラーニングの基礎です。
今回は18歳から投票できます。
投票率も気になりますが、どんな国にしたいのか?というビジョンを対話するキッカケにつながることを期待します。
ちなみに次男はどうして僕も投票できないのか?と怒っていました。「僕も考えているんだよっ」と。
家庭でたいけん教育!
佐藤陽平